【佛心】北嶺大行満 酒井雄哉師書
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比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した行者・酒井雄哉師による大変貴重な書になります。
酒井雄哉師は千日回峰行をはじめとし、数々の難行を達成された天台宗の僧侶です。
千日回峰行は「満行するか死か」と言われるほどの難行で、一生のうち一度満行することさえ難しいとされます。それを二度満行されたことは偉業中の偉業です。
すでに他界されているため、師の書は今現在も少なく、今後も入手は困難です。
※桐箱付(表書、蓋裏書あり)
【酒井雄哉師 略歴】
大正15年9月、大阪市玉造に生まれる。
昭和30年、小林隆彰師により39才で得度。
その後の行の師である飯室谷長寿院の箱崎文応師に就き、3年間の籠山行後、同49年、無動寺谷宝珠院住職を拝命。
翌50年4月、千日回峰行に入行し、55年10月に満行。
わずか5か月後の56年3月、二度目の千日回峰行に入行。
昭和62年、二千日回峰行を満行(記録が残る天正13年以降400年間にわずか3人。戦後初)。「北嶺飯室大行満」となる。
平成2年、京都御所より、上野・寛永寺まで約750kmの中山道を踏破。
平成3年、中国・五台山巡礼-中国・山西省の五台山の3000メートル級の五峰を巡礼踏破。
平成4年、栃木県岩舟町より青森県恐山まで1600km、慈覚大師円仁の旧跡巡礼を満行。
平成5年、西国旧跡巡礼。
平成6年、中国地方巡礼。
平成7年、ローマ教皇謁見と世界平和巡礼。
平成8年、中国・天台山巡礼。
平成9年、夏安居-25度の回峰、参籠を果たし、行者として最高の總一和尚となる。
「比叡山北嶺大行満代々先遠大阿闍梨總一和尚長寿院酒井雄哉」